塾の定期テストが終了。
事後採点してみて、文章読み間違えのミスだらけ・・・
「学力と成績はイコールではない」というのを実感しますね・・
課題が山のようにあるので、優先順位をつけながら取り組まなきゃですが、
私が子供時代は過小評価していた科目で、今回最重要科目と結論付けたものがあります。
それは・・国語。
得意な人は得意。苦手な人は苦手。私は典型的な後者。
中学受験、高校受験はなんとかテクニックでねじ伏せたものの、
大学受験の現代文がすべての科目の中でぶっちぎりで悪かったです。
やはり、根本的な対策を打たないと、ごまかしが効かなくなるし、
実社会に出て、一番必要な学力って何気に国語なのではないかと・・・
また受験科目として考えたとき、解き方&読み方さえ訓練しておけば
暗記科目に膨大な時間を費やさなければならないこととは対照的に、
時間に追われる時期には『味方の科目』になり得るのではないか・・?
どうやって指導すればよいか試行錯誤していた中、
親向け、指導者向けの、中学受験の国語読解本でよいものを見つけました。
国語の文章題を解くうえのテクニック集で、
こちらは、小学生がやるテキストというよりは、
指導者もしくは勉強を見る保護者が「解法」を理解してかみ砕いてから、
子供が文章題を解いていく際に、その手順(解法)をそばで刷り込んでいくことで
国語の正確な読解と適切な解法を身につけさせる本です。
本書の内容ですが、以下の単元で構成されています。
・説明文の読み方
・物語文の読み方
・随筆文の読み方
・設問の読み方
・設問の解き方
私がこの本が優れていると思った点は、すべてが具体的である、という点です。
点を取るためのテクニックを実践することで、
結果的に、本筋を読み込むということにつながる解法となっています。
例えば、説明文の読み方は「キーワード」に着目しながらよみ、
「何が書かれてあるのか」を正確に頭にいれながら読んでいく作業の仕方に触れています。
さらに関連表現を意識した読み取り方、接続詞の用法を正確にとらえることで
段落と段落の関係性を理解し、さらなる文章の理解につながっていくようです。
これに対して、物語文の読み方のポイントは
「登場人物のプロファイル」、「出来事」と、
その前後の「登場人物の心情の変化」に着目する点に触れています。
初めからここを押さえて読むことで、長いお話しのなかでの気持を表す言葉を
取りこぼすことなく、正確な解答を導き出すことが可能になるらしいです。
これ以外の単元の「設問の読み方」「設問の解き方」についても、
具体的な方法が記載してあります。
本書は、子供にポイっと与えて、勝手にやってもらう問題集でありません。
正確な読解のために『アプローチの型』を子供自身が正確に体現できるまで
子供が文章題を解くそばに寄り添い、
キチンとその解法に従った解き方を実践しているか、
保護者、または指導者が根気よく指導できるかどうかが、
本書のような良書をを使いこなす唯一の方法に思えます。
手間を要する作業ですが、国語という手を付けにくい科目の
数少ない『解法』に触れている本なので、
実践する価値はあると思っています。
スポンサーリンク
以前ご紹介した問題集 ふくしま式「本当の国語力」が身につく問題集〔小学生版〕(2) -
こちらはコピーを全部とって、プリント形式で毎日やらせています。
過去記事:
この問題集の効果は「文章を整理して考える力」なのではと思います。
・言い替える力(同等関係整理力)
・比べる力(対比関係整理力)
・たどる力(因果関係整理力)
上記のポイントを、その関連語句の使い方を実践しながら、
長文の中のそれぞれの文章の関係を理解する力がつくことを目指しているようで、
今のところ、子供も楽しみながらやっています。
国語という科目は、もともとの力がない人にとっては、適切なアプローチが必要です。
ですがそれには、結果が出てくるまで続けるといった
根気を要する作業を伴います。
今、目の前にある課題を丁寧に仕上げていく作業に
子供とともについていきたいです。

塾任せでは成績は伸びない。
子供単独ではできない家庭学習のチェック方法など。

にほんブログ村

にほんブログ村

にほんブログ村

節約・貯蓄 ブログランキングへ (/o^)/ コリャリャ~