富裕層とか、本当のお金持ちって何?
というぼんやりとした概念に対する一つの答えとなるものがあります。
それは国税庁が「税の徴収」という視点で認めた基準です。
「国税庁による大口資産家の10の選定基準」
1. 有価証券の年間配当4000万円以上
1. 有価証券の年間配当4000万円以上
2. 所有株式800万株(口)以上
3. 貸金の貸付元本1億円以上
4. 貸家などの不動産所得1億円以上
5. 所得合計額が1億円以上
6. 譲渡所得及び山林所得の収入金額10億円以上
7. 取得資産4億円以上
8. 相続などの取得財産5億円以上
9. 非上場株式の譲渡収入10億円以上、
または上場株式の譲渡取得1億円以上かつ45歳以上の者
10.継続的または大口の海外取引がある者、または1~9の該当者で海外取引がある者
日本経済新聞 2015年9月3日付『真相深層』―国税照準「富裕層2万人」―より
日本経済新聞 2015年9月3日付『真相深層』―国税照準「富裕層2万人」―より
上記の中身は、本来はオフレコのようで、
国税庁OBから日経新聞がヒアリングした内容です。
上記の記事内容をみて思い出したことがひとつ。
自分の身近な富裕層というひと。
それは、母の妹夫婦のこと。
関西のとあるエリアで自営業をしておりましたが、10年以上前に引退し、
不動産収入と株式収入で暮らしております。
考えてみれば叔母は確かにお金持ちですが、
現役時代はとにかく超多忙だったようで、
私のお金持ちイメージ = 左団扇で、もこもこの大型犬飼っている
とはほど遠い感じだったので、盲点だったわ・・
叔母は高卒で年下のイケメン旦那と結婚し、
とある商売でガンガンに稼ぎ、50代でリタイヤ。
実母から聞く叔母夫婦の話は、国税庁対策の話ばっかり。
「リアル、マルサの女」の世界です。
貸金庫にもお金をいれとくと危ないので、家の分からない隠し場所に置いていて
「泥棒に入られたらどーするのかしら?」と母は心配してました。
(要は所得と資産の過少申告ができる状況を利用して、納めてなかったんだと思います)
国税が目をつけているお金持ちはこういうレベル。
叔母さんは大きなマンション、丸ごと一棟も所有しています。
京セラが上場初期に、
祖母(証券ウーマン)が株を相当数買って(買っていいんだっけ?)
「京セラは絶対いい株だから売るな!」
といい続けて、叔母さんが全て相続しました。
(母が「数千万なんてレベルじゃない」といってたので時価は億近いんじゃないかと推測)
母の実家は、
働かないヒモ祖父と、働きづめの祖母という構図で
家計が大変だったようで、
そんな中、自分だけ(母)大学行かせてもらったことで
祖母が亡くなった時、祖母からの相続を放棄し妹に全て譲ったのでした。
それら(京セラ株)は叔母さんが相続した株の一つでしか過ぎません。
更には、現役時代は4時に起きて夜遅くまで働いた結果、これまた資産を積み上げ、
今は、自身の持っているマンションの管理人のおばさんしています。
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そんな叔母夫婦が恐れるのは 「マイナンバー制度」
これの本当の狙いは、こういう富裕層の納税逃れを一網打尽にすること。
ですが、預金とか貸金庫とか、資産の足がつくところに置かないよう、
長年の対策しているから大丈夫なのでしょう・・(?)
お金持ちとか富裕層というのに一つの明確な定義があるとしたならば、
「国税庁が目をつけている層」で上記の金額基準を超える人たちです。
もし、この基準を超えないのならば、国税にも存在を無視される
相対的な お金もち or 貧乏 ってことなのでしょう。
こういうレベルで優越感感じたり、劣等感感じたりするのを
五十歩百歩 というのかもしれません。
そのための小道具(どーでもよい金額のお買い物)
を使った自己主張など
「富裕層や国税からみると」無意味で低次元な行動に見えることでしょう。

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