日本株はある条件がそろわないと上がりません。その条件の最たるものは
「円安」。
本来なら金融緩和をガンガン仕掛けているため
株式市場は上がってもよいはずなのですが
やっぱり円高圧力の影響は強い。(というか完全に連動)
米国からの為替操作禁止圧力が強いため、年初来からの急激な円高の流れを止められていません。
全ての日経225銘柄が為替感応度が高いわけではなく、内需関連株など、
探せばよいものもあるのでしょうが、
輸出産業が日本のお家芸という関係上、特定の市場からお金が引き上げられた場合、
内需関連株も影響は免れません。
その中でも、「珠玉の一品」的な株もあるのでしょうが、
そのような銘柄探す労力と運にかける位ならば、
「簡単なゲーム(市場)をやるわ」
が私の基本的な考え方です。
米国は、一連の景気循環の流れの中で、現在は「ピーク」といった感じ。
失業率は低いままで「完全雇用に近い」とのFRBの見解。
賃金上昇圧力も強い(インフレ圧力)
いずれ来る、景気後退局面は2017年の後半から、と言われております。
このような短中期的な視点から、米国市場の株を持っているのも一つなのですが、
それ以外の「中長期的な視点」からも、
米国市場の株を選好しています。
なぜ私は米国株式市場を好むのか?
① 【規則性】が見出せる
バブル期の高値をいまだに超えられない日経平均株価と異なり、
ダウ平均などは歴史的な(長期的な)視点で見ても、
上昇下落を繰り返しながらも右肩上がりです。
これは、金融政策(金利の調整)と景気循環が、
セオリー通り(教科書的)に動いているからです。
ちなみに景気循環とは
①景気回復期(低金利)⇒ ②景気拡大期(低金利⇒高金利へ)⇒
③景気天井(高金利) ⇒ ④景気後退期(高金利⇒低金利) ⇒ ①へ
の流れの事で、金融政策と株価が連動しながら、ぐるぐる回ることです。
アメリカ市場はこの流れの規則性が見出せるのです。
①~④のそれぞれの局面で、株価が上がり易いセクター(産業)というのがあり、
それらに集中投資することで、利益を取るというやり方もありますし
(今後、別途記事にする予定)
もっと長期的に見ても利益を取れる見通しがあるのです。
なぜなら、米国の方は、依然人口増加中ということもあり、
一連の景気循環後も、
更なる高い位置での株価のスタートとなっていることが確認できるからです。
経済成長は今後も緩やかに続くということも相まって
投資家の立場から見ると、勝負する「台」は「規則性のある方が勝ちやすい」。
ですので、簡単に考えたい私は、米国市場を選好しています。
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② ETFの胴元の取り分が安い
米国株の弱い点として、「売買手数料が高い」というのがあります。
そこで、その欠点をカバーするメリットを考えた結果、
各種ETFを選択しています。
ETFは投資信託のイメージですが、
「海外のETFは信託報酬が極めて低い」のがメリットです。
これは米国市場ならではの、スケールメリットによるものです。
たくさん投資家から資金流入が見込めれば、
管理報酬はそれだけ低く抑えることができるからです。
有名どころで、ヴァンガード、スパイダー、Iシェアーズ等々。。
有名なセゾン投信もヴァンガードを組み入れています。
ETFのよい所は、色々な会社の株を組み入れて分散されている点です。
(これにより、一つの会社の倒産などの信用リスクを低減できる)
ただ、海外ETFは売買手数料がかかるので、頻繁に売り買いすると手数料負けしてしまいます。
ですが、長期で保有するには、信託報酬手数料の低さから「分」があります。
さらに、NISA口座だと、購入手数料が無料になるキャンペーンなども多いし、
NISA向けの性質(長期でインカムゲインが狙え、大幅な値下がりが少ない)のため
私自身は、NISA口座にこれらの商品を多く保有しています。
後は拠出の金額を「年に数回あるであろうバーゲン価格」と思ったタイミングで、
数回に分けて一定額で買います。

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