伯父さんの最初の奥さんは「祇園の売れっ子芸妓」。これは後に【育ちの根の深さ】の教訓となる


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私の父方の祖父は50代で亡くなるまで、京都で小売業を営んでいました。

子供は男男女女の4人。(私の父は次男)



父のお兄さんは、若い頃かなり手がつけられない人だったらしく祇園に入り浸り、

祖母(先妻が死別し、後妻として入る。父以降の3人は実子)がツケを支払いに行くという日々。



そこで見つけたらしい、

当時の祇園の舞妓だか芸妓だかのポスターモデルにも選ばれた売れっ子を

後に奥さんとして連れてきました。



現在の祇園の舞妓&芸妓さんは、全国から希望者が殺到するような所となっていますが、

当時(昭和初期)は、
貧しい家の娘が口減らしのために身売りさせる場所の一つでしかなく、
水揚げなどの因習もありました。

この最初の奥さんも、そのような極貧家庭の出身だったようでした。


その頃、すでに祖父母が病死で他界し、伯父さんが2代目として落ち着いていました。

結婚と同時に、この奥さんの素性が徐々に表れてきました。


仕事を手伝わず、あらゆる箇所で店の名前で借金を作ってきて、

今度は E子叔母さん(上の妹)がツケの支払いに廻る日々。

自分の夫以外の弟妹が結構な金融資産を相続 (※) した事実を知ると、

「私にお金、全部預けてください。増やしてあげますから」(ただの巻き上げ)

と、日々催促される日々。

「金に対する執着が半端なかった」  (By E子叔母さん)そうです。

 (※ 祖父が亡くなった時、相続で揉めないよう祖父のお兄さんが仲裁に入りました。
 父のお兄さんは祇園の半端ない豪遊代が差し引かれ 父は唯一の大卒の為下宿代と学費がひかれました。
 1番多くの金銭を相続したのは2人の叔母さん方との事でした。
 昭和30年半ばの相続方法が、いまどきの合理的で公平な考えに基づいているのが驚きです。)


この夫婦の間には一人の女の子が生まれていました。(私の従妹のK美ちゃん)


小売業が2代目の伯父さんの代になると、商才に長けた先代と異なり、

フツーのお店になっていきました。


「金の切れ目が縁の切れ目」

となったのかどうか? この元芸者の奥さんは、

「実の娘(当時2歳位)を捨てて、
 別の金持ち男のもとへ蒸発してしまいました」


普通の感覚 では信じられない行為と思われるでしょうが・・

本人自身が≪金銭≫のために親に売られてきた身。
同じように≪金銭≫のために自身の娘を捨てるなど、そこに罪悪感などあるわけがなく
むしろ罪悪感を感じたら、祇園時代を生きてこれなかったのかもしれません。

この後、元芸者さんがどうなったのかはわかりません。。。


残された、幼いK美ちゃんは、お店で忙しい伯父さんに代わり

面E子叔母さんが育てることとなりました。



そのうち、伯父さんはフツーの家庭出身の超絶美人の2番目の奥さん(T伯母さん)を

「子供がいることを隠して」連れてきました。


家にいったら幼い女の子(前妻の子、K美ちゃん)が居たので

ビックリ仰天したそうです・・(伯父さんひど過ぎる)


ですが、この超絶美人のT伯母さん。

大変よくできた人で、その後できた二人の実子と分け隔てなくK美ちゃんを育てました。

そのためK美ちゃんは、継母であるT伯母さんを本当のお母さんと思って育ちました。


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その均衡が破れたのはK美ちゃんが中学生の時。

親族が示し合わせて沈黙を貫いていたのにも関わらず、

おせっかいな近所の人が、多感な時期のK美ちゃんに出生の事実を教えてしまいました。


特に「実母に捨てられた」という事実は、K美ちゃんの心に深く突き刺さったに違いありません。

K美ちゃんは私よりも12歳程度年上で、とても明るく気さくでいい人で何より、

「とても人に気をつかう人」です。


家に居づらく感じたのか、T伯母さんに気を使ったのか

その後、親族を誰ひとり呼ばずに、グアムで若い年齢で結婚しました。



早い結婚が高い確率で離婚になる、というジンクスの通り、

K美ちゃんは、2人の子持ちのシングルマザーになりました。

その後、別の人と結婚し、その間に女の子をもうけ、3人のお母さんとなりました。



今年の2月に、伯父さん(K美ちゃんの実父) が亡くなりました。

葬儀に出席した父が久しぶりにK美ちゃんにあったところ、

K美ちゃんは2番目の夫とも離婚し

バツ2のシングルマザーになっていたそうです。



「もしも、伯父さんが最初から、普通の家庭の人を奥さんにしていたら・・・」

「もしも、K美ちゃんが自身の母親のことを、成人してから聞いていたら・・・」


K美ちゃんが自身の出生の事で、心を痛めたであろう事は想像に難くありません。


この件は、私に「育ち」の根の深さを考えさせます。


家庭環境に問題があった家で育った子供は、

「それが普通ではない」という認識を強くもち、強い自制心がないと、

(この元芸者さんのように)子供に同じことを繰り返す可能性が高いと思います。



特にお子さんの結婚相手など、「育ち」の影響を軽視すべきでないと思います。

ある程度慎重に対処しないと、次世代にも深く傷あとを残しかねないからです。

「本人次第」とも言いますが、育ちは、長期に渡る環境の刷り込みだけに、

大事に育てられた子どもの方が、大人になってから

複雑な問題を引き起こす可能性は少ないかもしれません。

もちろんドラ息子(娘)過ぎて、親がべっとり、というのも困るとは思いますが・・・


この話は、伯父さん自身の若いときにとった行動が、

長女のK美ちゃん、妹のE子叔母さん、2番目の奥さんT伯母さん、

という3人の女性を巻き込んだもの、という風にとらえることもできます。


最後にK美ちゃんですが、

2人の母親ではない女性に大事に育てられた事の有難さをキチンと理解していて、

特に継母であるT伯母さんのことは今でも

「ママ、ママ」と呼んでいて、関係は大変良好。

腹違いの妹・弟とも大変仲が良いです。

K美ちゃんの長女は小さい時からしっかりもので、成人し教師となりました。



ネガティブスパイラルを断ち切ることができたのは、

「本当のお母さんと疑わなかった」子育てをした『継母T伯母さん』の

「人間としての器の大きさ」によるところが大きいと思います。
    (実の子で手を焼いてる私から見ると『神』に見える…)





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