為替。(私がここで言う所の為替はおもに米ドル/円です。)
日経平均に最も多く影響与えるのは為替。
為替レートに連動しているのは業界の常識です。
円高だと日経平均が上がるケースは相当イレギュラーです
普通、円安だと日経平均株価は上がります。
≪理由その①≫
日本は輸出産業で支えられているから。
円安だと海外で「割安」になるため、よく売れ、業績アップ。
≪理由その②≫
日経平均は外国人投資家が6割を買い支えていて、ドル建ての日経平均で見ている。
当然円安ならば外国人投資家から割安感で資金流入が見込まれる。
このように日経平均に影響を与える為替なので、
日本の株式市場で勝つことにも関係があるのですが、
それ以外にも、利を取る 局面は多くあります。
・外貨そのものの売買。(外貨預金・FX・・)
上記の過去記事は、外貨預金で円高局面の1年半の間にひたすらドルを買った時の話です。
・ドルを安く入手後、米国市場で攻め&守りを固める。
割安なドルを入手する本当の目的は、米国市場で世界のマーケットを買うことです。
米国市場で買えるのはアメリカの会社の株だけではありません。
ETFという形で、国別、セクター別、エリア別...と、枚挙に暇がないほどです。
上記は私が米国市場で保有している銘柄です。
上記は、日本市場、米国市場の両方で持っている銘柄の中での騰落率ランキングです。
米国市場の株の優位性を実感しました。
日本が海外から食料品の輸入に頼り
輸出業を強みとするビジネス構造で
自国だけで成り立たたない経済であることを考えれば、
投資先も日本市場だけでなくグローバル、
資産も円だけでなく、米ドル・ユーロ・香港ドルなど
グローバル視点とらえる方が、
自然であるし、
リスク分散という意味ではこれほど強い投資スタンスはないのではないでしょうか。
このために、
米ドルを安く入手する事は
投資の準備段階ですでに優位に立っている
ことになります。
(たとえ売却損を出したとしても、為替差益でカバーできるので)
今回は、為替を動かす5要因 を確認したいと思います。
≪米ドルと円≫ならば、≪アメリカと日本≫との比較で見ます。
モーサテの情報を参考にまとめました。
①成長率
時間軸:長期
アメリカは人口増加中。
日本は少子化加速中
→ 円安圧力
②金利差
時間軸:中期
アメリカ:金融引き締めを始めたばかり。
日本:金融緩和中。
円安圧力。だがアメリカの引き締め速度が鈍化しており
当面は円高になっている。
③国際収支
時間軸:中期
昔、社会の授業で習った、経常収支とか貿易収支とかのことです。
アメリカ:経常収支赤字国
日本:経常収支黒字の幅が増加
2011年の東日本大震災の時、急遽火力発電に切り替えるために、
サウジアラビアからLNG(液化天然ガス)を、
不利な買値の契約で輸入することになりました。
その契約とは「原油価格連動価格」で、
日本はこの契約の縛りにより
実際のLNGの価格よりもはるかに割高な価格で輸入したことで
震災から数年は貿易赤字に転落しました。(貿易収支は経常収支の一要素)
ここ1年ほどの原油価格の下落により、LNG輸入価格が下がり、
貿易収支の改善→経常黒字幅の拡大→ 円高圧力となっています。
④物価
時間軸:中期
アメリカ:インフレ入口
日本:デフレ真っ只中
普通に考えると円安圧力なのですが、
アメリカの景気の力強さが今一歩という見方から
インフレがそれほど進んでないとの見方で
短期的には円高となっています。
⑤政治要因
時間軸:短期(突発的)
・地政学リスク
・要人発言
・各国選挙結果
・各国通貨・貿易政策
とりあえず、リスクオフなら円高圧力になります。
上記の5つの要因をそれぞれの時間軸を意識しながら、
現在の為替状況を自分なりに判断し、
米ドルなどを割安な局面で取得する事が、
投資の準備段階で有利に立つことにつながると思います。
長く堅い話にお付き合いいただきましてありがとうございました。

にほんブログ村

にほんブログ村 アリャリャ~\(^o\)

にほんブログ村

節約・貯蓄 ブログランキングへ (/o^)/ コリャリャ~