今からうん十年の昔、
プリ子の実家は京都(二条城近く)にありました。(父の実家が近く)
母は「意識高い系」のひとで、
K子(プリ子の姉)に日本舞踊などを習わせていました。
K子が通っていた幼稚園も近所のそれではなく
太秦の映画俳優の子供なども通う、
(意識高い系幼稚園?の)北野幼稚園
という所に通わせていました。(父の母校)
この北野幼稚園、フツーの幼稚園ではなく、
学問の神様≪菅原道真≫が祀られている「北野天満宮」
が経営する幼稚園だったのです。
その幼稚園は毎月、家から花を持ってきて≪道真公≫にお供えする
という行事がありました。
他のお友達は、家から買ってもらった立派な〈百合の花〉などを持参しお供えしてました。
ですが、K子の母は
花なんて、そのへんの道ばたに咲いている花、
摘んでもってけばいいじゃない!
そのような強烈な母の思想?により、かわいそうにK子は、
毎月「みすぼらしく見えなそうな花」を近所の野原に探すことがルーティンとなりました。
京都のど真ん中という地理上、あまりそういった花がなかったため、
結局のところ、≪しおれたタンポポ≫を見つけて、道真公にお供えするしかなかったのでした。
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ある日、父親が、選挙の投票に行こうとしたら、
選挙管理委員のひと「あなたの住所はここにはありませんが?」
と言われ、「おかしいな~?」と思いながら、帰ってきました。
父「選挙の投票行ったら俺の住所が無いって言われたんだけど・・」
母「そりゃそうよ。K子は来年、小学校でしょ?国立の京都教育大学附属の小学校に入れようと思って。
学区外だったから、一時的に住所変更したの。」
父は驚きのあまり、その場にしゃがみ込んだ・・・(とのこと 本人後日談より)
住民票を移してまで挑んだお受験でしたが、
雑草花を供えられた菅原道真公の怨念 の影響でしょうか?
結局のところ、国立小学校ならではの抽選に落ちてしまったため、
まったく無駄に終わったお受験騒動、となりました。
その直後、父が東京転勤となり、京都を後にしました。
転勤先で、子供は会社の社宅に入ることとなりました(5年間を過ごす)
自然豊かな環境で、同年齢の遊び相手がたくさんいる、
K子史上最高の「人生で一番楽しかった時期」(by 本人後日談)が訪れました。
その頃、母は、京都のど真ん中から、
あまりにも田舎に住むことになったショックのあまり
「なんか、もーどうでもよいわ。。」
と完全に意識低い系放任ママになってしまい、
そのようなほったらかし環境のもとで、K子はのびのびした子供時代をおくることとなりました。。
さて、「学問の神様」菅原道真公は、雑草をお供えするしかなかったK子に対して、本当に怒っていたのでしょうか?
K子はその後、のびのびと育った影響でメンタルの強い子供に育ち、
そのおかげで大学受験の頂点に立ちました。
大変聡明だったと伝えられる道真公。
きっとK子のその時の気持ちをくみ取って、
味方をしてくださったに違いありません??
ちなみに・・・公認会計士の先輩で
この幼稚園出身のひとにお会いしたことがあります。
公認会計士の試験も日本最難関の試験と言われているため、
この幼稚園の出身者はやはり
「学問の神様」御利益があるのでは?と勝手に思っております。
(某帝大卒の父もこの幼稚園出身です。)
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