教育費目的で【学資VS 終身のどちらが適切?】生保出身の私の目には【ワナ】しか見えませんが。


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最近、教育費を貯める目的で、低解約返戻金型終身保険を選ぶ方が増えています。


営業もしくは会社本体は、手数料がほとんど入ってこない学資を売りたがりませんが、

終身保険はある程度の手数料が見込めるので、

「その巧妙な見せ方」において売り込むことに成功しています。


保険会社にとって利ザヤを稼げる商品が、

お客様にとってお得な商品であることはあり得ません。


お金の流れは非常にシンプルで、

払い込んだ金額及び利息の中から会社(もしくは営業)かお客様しか、

お金の最終的な行き場がないからです。


この2つの商品において、会社の取り分が多いのは終身保険なのです。


この2点の商品は、払い続けるならば元本保証という点では共通しています。

これ以外の教育費の選択として元本保証がなされない金融商品は

特定の時期に、決まった金額を用意しなければならない教育費という性質に

全く合致していないので元本割れリスクをおかしてでも儲ける、

いう視点は初めから排除します。


過去記事:進学時に金融市場が暴落していたら、子供学校行けないってこと?




学資保険と終身保険で共通している点。

・元本保証(全て払い続ければ)

・払い済み保険に切り替えが可能。

・中途解約が可能(ただし元本割れのタイミングはそれぞれ異なる)

・契約者死亡時に払い込みが免除となり、支払われる金額が確定している


学資保険が終身保険より優っている点。

その1. 解約返戻金が払込金額を上回る時期が早い(≒客側の損益分岐点が高い)

その2. (経過年数が同じならば) 返戻金の額が大きい



終身保険が学資保険よりも優れている点。

その1.契約者死亡のタイミングで一時金が即刻支払われる点。



学資も各社性質が違いますが、

私自身が入っている学資は上記のような性質のものです。


上記の点をまとめると、

双方ともに、万が一の「教育資金」は担保されるが、

即刻支払われるという点とその一時金の大きさから終身保険が有利である。

しかしながら、契約者が死亡しなかった場合、満期で受け取ることができる

金額は学資に優位性があり、中途解約の元本割れリスクも

経過年数が短くて済む学資保険に優位性がある。



要は、親が死ねば終身保険が有利ってことで結局死亡保険としての性質なんで、

進学資金である教育費目的とは本来論点がずれているんですよ。

だって死亡時に必要なのって、大黒柱が稼げなくなったことによる生活費ですから。

学校に行く時期って中学・高校・大学の時で

子供の年齢さえ分かっていれば、その時期にその金額が充当できれば

本来の目的は達成されるんです。


私が終身保険の大きな欠点と思う点は、

学資の中途解約は、払い込み年数5年位で元本割れしなくなるのとは対照的に、

終身保険は相当長い年月払い込みをしないと元本割れする、

という点です。


例えば、ある事情で働けなくなってしまい、保険を払い済みに切り替える、

もしくは中途解約するようなケースで

学資は5年目(程度)以降は、売却益をいつでも享受できるのに対し、

終身の場合は少なくとも10年以上の経過年数は必要となってきます。

つまり、流動性という意味で、学資に大きく軍配が上がるのです。


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で・・それでも終身保険が売れる理由は何か?

ズバリ、営業の手数料(もうけ)が高いから、

つまり、単に売り込みに躍起になった結果です。


学資と終身では手数料が10倍位違うのですよ。

そこで営業側の巧妙な見せ方、に引っかかるお客様が出てくるわけです。


巧妙なワナその1

長期で据え置くとこれだけ利益がでますよ!」

営業はお客様が食いつくいくつかのエサを常に用意しています。

その中でいちばん食いつきがよいのは「元本保証で利益が出るもの」

確かに魅力的なフレーズですよね?


デメリットは、長期で据え置く必要があること。(=流動性が低い)

そのくらいの経過年数だと、もう子供たち、学校卒業して社会人になっているんじゃない?

もはや、教育費目的でもなんでもないですよね。


この手の商品は超長期債で運用しているんで、自分で満期保有目的で債券買っていた方が

ずっと儲かると思いますよ。保険会社にサヤ抜かれずに済みますし。



巧妙なワナその2

「将来は円安になれば為替差益が狙えますよ!」

「将来円安」っていうのも、お客様に売り込む常套手段です。



うちの元の上司がよく口にしておりました。

「保険会社の外貨建商品って、自分がお客だったら絶対に入んないよね~

もっと分かりやすくて儲かる金融商品っていくらでもあるし、

保険なんだか、投資なんだか訳わかんないし~」

・・と、当時売れていた自社の外貨建て保険をディスりまくり!!


外貨による為替差益を狙いたいのであれば、

自身で外貨のゼロクーポン(途中の利払いがない分、高金利の時に購入しておけば、
満期で20年位で2倍位になって戻ってくる債券のこと)

でも買って据え置いた方がよっぽど儲かりますよ。




実際に保険会社はこの手の商品は外国債券で運用しているはずなので。


サヤ抜かれないから、勿論個人で債券保有した方が儲かるし、

流動性にも優れています。


以上の理由にて、

儲け重視ならば保険を通さない金融商品の方が合理的であり、

教育資金を貯めたいのであれば、元本保証で

中途解約リスクに対応出来、万が一の時に、

その教育資金を必要なタイミングで担保する商品こそ

もっとも理にかなっていると判断します。


保険の見直しで固定費削減はもはや常識。
代理店はフェアではないので(儲けが大きいとこをすすめる)
気をつけて下さい。


唯一すすめる生命保険加入目的は
相続税対策くらいかな。


当たり前と思っていたことをやめてみると
お金が貯まりだすようです。


過去記事:保険に関する業界人なら誰もが知っていることをシェアします。


生保の内部事情から見る、「選ぶべき商品」について。

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損害保険は、真逆のスタンスで、十分にカバーする必要があると思います。



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