〜会計士と株の勉強~「決算書ってどこ見ればよいの?」


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株を持っている人は多いと思いますが、

「結局、数字とかってどこ見ればよいの?」

と思っていらっしゃる方は結構いるのではと思います。

確かに数字って色々たくさん書いてありますよね・・

私も(職業上)うんざりしているので、ほんの一部のみ見るようにしています。

決算発表と言われているのは
「決算短信」といわれる各種決算書の中でも速報&簡易バージョンのものがリリースされる日です

大体3月決算の会社だったら、4月の末に決算発表が集中します。これ以外にも、四半期決算といわれるタイミングがあと3回あります。(例えば3月本決算の場合は、6,9,12月は四半期決算となるので、それぞれ1か月後に決算発表)

決算資料の確認ポイントは「市場予想を上回るかどうか?」です。

各証券会社はお抱えのアナリストたちに各会社の情報を予想させています。
それらの事前情報は株価にすでに織り込まれていますが、実際の決算の内容は会社の経理担当者とIR(決算担当の広報)と、担当監査法人しかわからないため、決算内容が事前予想を大幅に上回ったり、下回ったりすると「サプライズ決算」ということで翌日の株価を大きく動かします。

自分は株の保有数が多いものはこの決算短信の以下の部分をチェックします。

≪営業損益≫
営業損益は「本業のもうけ」を示します。

株価が右肩上がりの会社は

・過去と比較しこの営業利益の伸びが順調
・過去赤字だったのが今年になって黒字になった
・赤字幅が縮小してきた

といったケースになります。自分はこの数字の「伸びの比率」(過年度比較)を注視しています。

≪経常損益≫
経常損益は上記の「営業損益」にプラスして、子会社からの配当金や、借入金の支払いなどを加味した数字です。
いわば会社全体の儲けを示すもので、日本の会社は大体この数字を重視しています。
例えば本業がぱっとしない会社でも、借入金が少ない会社で、儲かっている子会社の株がある会社は「会社自体が儲かっている」とみなします。

≪営業キャッシュフロー≫
こちらは「本業でどれだけ儲かって現金が増えたか」を示します。
「営業損益」と何がちがうの?という点ですが、「営業損益」は実際のお金の出し入れを正確には反映していないのです。例えば「営業損益」上の支出項目には「減価償却費」といった実際のお金の入出金とは関係のない項目が会計ルール上入っていたりするので、実際の資金繰りを把握するのにこちらの情報が必要となってくるのです。

ちなみに私が一番最初に確認するのがこの項目。営業キャッシュフローは必ず「プラス」になっているかどうか。(そしてそのプラスの伸びが前期よりも良いかなど)

これが「マイナス」状態でつづく会社の株は私は基本持たないようにしています。

営業」キャッシュフロー以外にも「投資」「財務」キャッシュフロー項目がありますが、私はあまり見ません。

最後に「営業」「投資」「財務」のキャッシュフローの合計が「プラス」で終わっていたら問題なし。
「プラス」で終わっていなくて、例えば「営業」はプラスだけど「投資」がマイナスだったなんてケースは「本業で儲かっていて、将来のために先行投資してマイナスになったのね~」とポシティブなイメージを持ちます。あくまで「営業キャッシュフロー」が重要なのです。


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≪来期の見通し≫
これは株価にダイレクトに影響します。翌年もビジネスが順調かどうかは「会社が一番よく分かっている」ので、当年度の進捗から翌年度「儲かるかどうか」を「来期の見通し」として決算発表の場で開示するのです。「来期は減益予想」とリリースすれば、翌日株価はガガ~と下がります。

≪上方修正・下方修正の有無≫
決算短信の最後の方にさりげなく「事前にお知らせしていた決算見通し」を修正することがあります。上方修正は良い方向に修正。この修正幅が大きい場合、翌日はストップ高。下方修正の場合はストップ安になるなど。

≪自己株式取得の有無≫
儲かっている会社だと、決算発表のタイミングで「自己株式取得」のお知らせがあったりします。これは会社が自分のとこの株を買い取るという意味で、純粋に株の「買い圧力」が高まるってことで、翌日は株価暴騰します。

≪今期どれだけ配当金に回るか≫
決算発表のタイミングで発表されるとは限りませんが、
利益処分が「株主還元」にどれくらい回るのかしら~って確認します。配当が前期より増額されていたらよし。株価も上がります。



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