会計士は見た!② 医科大及び付属病院の光と影?


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会計士は通常上場企業の決算書を見る機会が多いのですが

それ以外に補助金(国や地方の税金)を大量投入している

学校法人の計算書類のチェックをすることもあります。今回はとある地方のお話。


(ケース2 某私大医学部及び付属病院)

我々会計士は収められた学費及び補助金が適切に処理されているかをチェックしたり、

大学病院の職員の給与、退職金のチェック、病院が購入した医療機器を確認したりします。

ここでの仕事はとても楽しいものでした。

民間企業と違ってギスギスした雰囲気は皆無。

学校法人自体が多額の補助金で守られていて

どちらかというと公務員的感じ。

「医学部」という絶対的な存在ゆえ大学の定員割れの心配なし。

そのため職員の方の離職率は極めて低く、余裕をもってお仕事できる感じで

それがこちらの仕事にも良い意味で影響(資料がすぐ出てくる)してくるのです。

(就職先として医学部の事務職員は給与もよく
離職率も低い超ホワイト企業なのでおすすめですよ~)



蛇足ですが、クライアント先は

お昼ご飯が出るか否か?」も当たりはずれの要素

の一つで、ここは「お昼ご飯がでるクライアント」。

病院の食堂で白衣を着たスタッフや患者さんと混じって食べるランチもオツなものです。

私立の医学部6年間の授業料の平均は3000万円と言われていますが

この私立大学医学部も同様で学生たちは非常に裕福な家庭の人たちしかいないはずなのですが

中には5年生位になって急に親の事業が傾き授業料が収められず、

ずっと留年扱いになっている学生もいました。

「なぜ授業料が収められないか」と言う陳情書を何回か見たことがあります。

あと2年早かったら逃げ切ること
(医学部を卒業し医師になる)ことができたでしょうに

親の経済力の変化次第で子供の人生が変わってしまうという現実もあるようです。
(資金管理って大事だ・・・)


ところで大学病院と言うところは看護師にとって

最高の給与と退職金を出す人気のある職場です。

看護師の退職金3,000万円とかこちらの附属病院では結構ちらほら見たことがあります。

これとは対照的に医師の給与は大学病院は民間病院と比べて良くありません。

医者は医療関係者の中のヒエラルキーにおいて頂点にいるはずなのですが、

待遇面では大学病院と言う職場は特にうまみは無いようです。

だから外でアルバイトせざるを得ない


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こちらの職場で以前から気になったことがありました。

それは地下から「わんわんキャンキャン」と頻繁に犬の鳴き声がするのです。

ある時先輩の会計士にその件を聞いたところ

「あの犬達実験で使うんだよ。」

人間のペットなって愛されて生涯を終えるワンちゃんもいれば、

このように日の当たらないところで苦しい思いをして死んでいく犬もいるという事実。


このように多くのお金と色々な犠牲を伴った環境下で、

ひと学年わずか60人程度の医学生が毎年医師になっていき、

高額な学費には見合わない大学病院の処遇で


「医師というプライド」を満たすために必要なお金を外部の病院バイトで調達

しながら日々明け暮れていくようです。

(実際は開業医の子弟が多いからそっちいくんですよね。
 そういったコネがないと高額な私立医学部に行く意味ないのでしょうね。)


 

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